"ネイティブ英語"で英語を学ぶ

ネイティブ英語による英語学習

仮定法

この記事では"If"文の仮定法について海外ドラマ"SUITS"のシーンを例に解説します。まずは仮定法ではないノーマルな"If"文の例です。

<もし君が持ってきたものがボストン流の脅しだけなら、ここには長く居られないよ>

If all you're bringing is the Boston shakedown, you're not gonna be here long.

次も仮定法ではないノーマルな"If"文の例です。

<もし負けると、免許更新もできないし、保険もかけられない>

If I lose, I won’t even be able to afford a lively license, let alone my insurance. 

次は仮定法の例です。

<今家具屋をやっているのか?いや、だがもしそうなら、俺の方が多く売れるよ>

Are you selling forniture now? No. But if we both did, I'd (I would) sell more than you.

仮定の話(実際には家具屋ではない)なので、If文は過去形になり、"would"が使われます。次も同じ仮定法の例です。

<私が契約解除の約束を受け入れたら、訴えないって言っただろ>

You said, if I accepted the severance agreement, there wouldn’t be a lawsuit. 

次は"If"文が過去形だけど仮定法ではないノーマルな例です。

<5年前に知っていたのなら、なぜ最近のことのように思わせたのか?>

If you knew five years ago, why did you make it sound like this is something recent? 

次は過去の仮定法の例です。

<インターンシップに受からなかったことでまだ落ち込んでるの。もし受かってたなら、一緒に働くのはすごく楽しかったでしょうね>

I'm still upset that I didn't get the internship. (If I had got it,) it would have been so much fun to work together. 

過去の仮定の"If"文は過去完了形で表し、後の文は"would have 過去分詞"を使います。

次も過去の仮定法ですが、"If"文に"would"が使われる例です。

<もしまず私に相談してくれさえいたら、...って教えることができたのに>

If you would have consulted me first, I could have told you...

"~さえしてくれたら"のように仮定が強い願望である場合、"If would ~"で表します。また以下のように丁寧な言い回しとしても使われます。

<もしお越し頂けるなら幸いです>

If you would come, I would be glad.

最後の例は What if ~? の構文です。

<私の(人生)でこれから何をすればよいか分からないと言ったらどうしますか?>

What if I tell you I have no idea what I'm gonna do with mine.

"What if ~?"で、"~だったらどうしますか、~だったらどうなりますか"を表します。

 

海外ドラマ等で"If"文を使った会話はよく出てきます。慣れない間はすぐに文の構造や意味を捉えるのは難しいですが、多くの例題を学習することですんなりと理解できるようになります。