仮定法
この記事では"If"文の仮定法について海外ドラマ"SUITS"のシーンを例に解説します。まずは仮定法ではないノーマルな"If"文の例です。
一般的な仮定法の文
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年1月6日
実際にありえる仮定のif文は現在形で表す。
If all you’re bringing is the Boston shakedown,
→もし持ってきたのがボストン流の脅しだけなら
後の文は現在形、または未来形(will や be going to)となる。
you’re not gonna be here long.
→ここに長くいられないだろう。 pic.twitter.com/qCz3hg0flf
<もし君が持ってきたものがボストン流の脅しだけなら、ここには長く居られないよ>
If all you're bringing is the Boston shakedown, you're not gonna be here long.
次も仮定法ではないノーマルな"If"文の例です。
ハーヴィーの運転手
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年9月23日
If I lose, I won’t even be able to afford a lively license, let alone my
insurance.
もし負けたら、免許更新もできないし、保険もかけられない。
afford、する余裕がある
livelyは活気のある等で
lively licenseは更新した免許を表している
let aloneは、放っておくの意 pic.twitter.com/WFST87UCMk
<もし負けると、免許更新もできないし、保険もかけられない>
If I lose, I won’t even be able to afford a lively license, let alone my insurance.
次は仮定法の例です。
一般的な仮定法の文
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年1月6日
実際には起こらない仮定条件の if文は過去形で表す
If we both did,
→もし二人とも(家具屋を)やったら
後の文で would, could を使って仮定の結果(推測や意思)を表す
I would (could) sell more than you
→私の方がより多く売るだろう pic.twitter.com/jAYGzZmze2
<今家具屋をやっているのか?いや、だがもしそうなら、俺の方が多く売れるよ>
Are you selling forniture now? No. But if we both did, I'd (I would) sell more than you.
仮定の話(実際には家具屋ではない)なので、If文は過去形になり、"would"が使われます。次も同じ仮定法の例です。
You said if I accepted the severance agreement, there wouldn’t be a lawsuit.
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年10月25日
私が契約解除の約束を受け入れたら、訴えないって言っただろ。
severance; (雇用の)契約解除、断絶
“r”は発音されない
lawsuit; (民事)訴訟
会話に仮定法は割とよく出てくる pic.twitter.com/kT8WlOYZsL
<私が契約解除の約束を受け入れたら、訴えないって言っただろ>
You said, if I accepted the severance agreement, there wouldn’t be a lawsuit.
次は"If"文が過去形だけど仮定法ではないノーマルな例です。
If you knew five years ago, why did you make it sound like this is something recent?
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年10月23日
5年前に知っていたなら、なぜ最近のことのように思わせたのか?
make 〜 do; 〜にさせる
it sounds like〜; 〜のように思える pic.twitter.com/zmWnkHJzr9
<5年前に知っていたのなら、なぜ最近のことのように思わせたのか?>
If you knew five years ago, why did you make it sound like this is something recent?
次は過去の仮定法の例です。
レイチェルの友人
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年10月3日
I’m still upset that I didn’t get the internship. It would have been so much fun to work together.
私はインターンで働けなかったのにまだ落ち込んでるの。一緒に働いたら本当に楽しかったのに。
実現しなかった仮定の時は、
would have + 過去分詞を使う pic.twitter.com/dBLjOcADd8
<インターンシップに受からなかったことでまだ落ち込んでるの。もし受かってたなら、一緒に働くのはすごく楽しかったでしょうね>
I'm still upset that I didn't get the internship. (If I had got it,) it would have been so much fun to work together.
過去の仮定の"If"文は過去完了形で表し、後の文は"would have 過去分詞"を使います。
次も過去の仮定法ですが、"If"文に"would"が使われる例です。
『 If S would ~の仮定法 』
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年12月16日
If文に would が入るケースはあまり習わない。
If you would come, I would be glad.
もし来て頂けるなら…
上のように丁寧な言い回しで使う。
またセリフのように、~さえしてくれれば、という強い願望を表す時も使える。 pic.twitter.com/GBOJLEP6gT
<もしまず私に相談してくれさえいたら、...って教えることができたのに>
If you would have consulted me first, I could have told you...
"~さえしてくれたら"のように仮定が強い願望である場合、"If would ~"で表します。また以下のように丁寧な言い回しとしても使われます。
<もしお越し頂けるなら幸いです>
If you would come, I would be glad.
最後の例は What if ~? の構文です。
What if I tell you I have no idea what I’m doing with mine?
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2021年10月26日
私の(人生)でどうしたらいいか分からないと言ったら、どうしますか?
what if 〜?; 〜だったらどうなりますか、どうしますか pic.twitter.com/q0o8cHmm7F
<私の(人生)でこれから何をすればよいか分からないと言ったらどうしますか?>
What if I tell you I have no idea what I'm gonna do with mine.
"What if ~?"で、"~だったらどうしますか、~だったらどうなりますか"を表します。
海外ドラマ等で"If"文を使った会話はよく出てきます。慣れない間はすぐに文の構造や意味を捉えるのは難しいですが、多くの例題を学習することですんなりと理解できるようになります。