"ネイティブ英語"で英語を学ぶ

ネイティブ英語による英語学習

what名詞節

この記事では"what"の名詞節を使う例を紹介します。

最初の例はバイデン大統領の会見から。

<すぐに利用できるもの、既にあるものを利用して下さい>

Please take advantage of what’s available. Please take advantage of what we already have. 

"take advantage of ~"は"~を利用する"という意味で、~の目的語に what の名詞節が使われています。

最初の"what is available"は、what is + 形容詞 の形で、"what" が主語となり、"(何か) ~なもの"という意味です。例として"what is useful (役に立つもの)"、"what is nonsense (ばかげたこと)"。

後ろの"what we already have"は、what + S(主語) V(動詞) の形で、"what"が目的語になり、"S(主語)がV(動詞)するもの"という意味です。例として"what you like (あなたが好きなもの)"、"what he doesn't want (彼が欲しくないもの)"。

次は what is + 名詞 の例。

<でたらめなことって何?>

Tell me what's bullshit. 

what is 形容詞 と同じで、"what" が主語となり、"(何か) ~なもの"という意味です。

下の例は再び what + S(主語) V(動詞)の形です。

<彼女がすること(何をするか)を君は知らない>

You don't know what she'll do. 

<君が理解できていないことは、我々の会社が攻撃されているということだ>

What you fail to understand is (that) our firm is under attack. 

この例では"what"の名詞節が全体の主語になります。

<それがジェシカが私に君を解雇させようとしたことにつながったものじゃないのか?>

Isn't that what led to Jessica making me fire you? 

まず "Jessica making me fire you" は動名詞の塊と捉えます。"led"は"lead"の過去形。"what led to Jessica..."は what + V(動詞)の形で、"V(動詞)するもの"という意味です。つまり"what led to Jessica making me fire you"は "ジェシカが私に君を解雇させることにつながったもの"という意味になります。

次の例は what + 名詞 + S(主語) V(動詞)の形です。

<彼がどこで働いているか、どこの学校に行ったか、どの訴訟に勝ったか調べるんだ>

Find out where he's worked, where he's gone to school, what cases he's won.

他にもこの形の分かりやすい例を挙げます。

<あなたはどんな料理が食べたいか教えて>

Tell me what dish you would like to eat.

最後はまた再び what + S(主語) V(動詞)の形です。

<それの感じがこれだよ。何の感じがこれなの?>

This is what it's like. This is what what's like?

ここでV(動詞)は "is like" で、例えば、"It is like a snake (それはそれは蛇のようなものです)" のように "~のような" という意味です。"what" は目的語で "what のようなもの = どのようなもの"という意味になります。

次の"what what's like"、"it"が"what"に変わり、何がどのようなものか、という意味です。文脈上ちょっと小馬鹿にした表現なのであまり出てくることはないでしょう。

"what" 名詞節はネイティブの会話で良く登場します。名詞の塊として捉えれば理解しやすいと思います。また自身が話す時も使い慣れると便利な表現です。