"ネイティブ英語"で英語を学ぶ

ネイティブ英語による英語学習

could

"could"を使った表現をまとめてみました。文法の説明だけで身につけるのは難しいので、例文を参考に色々な"could"の使い方、ニュアンスを掴んでください。

(1) could ~

単純に"can"の過去形の「できた」ではなく、以下の意味を表します。

 ・できるけど、どう? (提案)

 ・できるけど、実際できない (仮定)

下の例の"I could."は、「できないんだ」という意味になります。

(2) could have ~

"could have + 過去分詞"は、以下の二つの意味を表します。

 ・~だったかもしれない (推測)

 ・できたのに、実際しなかった (仮定)

下は推測の意味を表す例です。

(3) how could you (not) ~?

この"could"には「いったい、どうして!」という強いニュアンスがあります。

下の例のように相手に不満がある時などに使われる表現です。

(4) could not just ~

この"could"には「こんなことさえできないのか」、「なんでできないのか」という

ニュアンスがあります。下の例のようにこちらも少し批判的な表現です。

(5) could not have ~

この"could not”はいくつかの意味があります。分かりやすいのは下の二つの例文です。

 ・The children could not have been out at night.

  (子供たちは夜は外出しないはずなのに、外にいた)

 ・I could not have finished this work without you.

  (あなたがいなかったら、この仕事はできなかった。あなたのおかげでできた)

また同じように逆の意味を持ちつつ、下の二つの例は「なんで」というニュアンスが含まれます。

この中で、以下の文で"could not have"が使われています。

Guy couldn't have been harder to see if he was trying.

直訳は「仮にわざとやろうとしても、そんなに見えづらくなれないぞ」ですが、「なんで、そんなに見えづらくしたんだ」という意味を含みます。

ここでも、以下の文で"could not have"が使われています。

That couldn't have come at a better time.

直訳は「都合の良い時には見つからなかったのに」ですが、「なんで今更、見つかるんだ」という意味を含みます。

 

これらの例のように"could"を使う表現は文法の理解も大切ですが、ちゃんと頭に定着させるには例文を覚えて、学ぶことが一番の近道となります。