could
"could"を使った表現をまとめてみました。文法の説明だけで身につけるのは難しいので、例文を参考に色々な"could"の使い方、ニュアンスを掴んでください。
(1) could ~
単純に"can"の過去形の「できた」ではなく、以下の意味を表します。
・できるけど、どう? (提案)
・できるけど、実際できない (仮定)
下の例の"I could."は、「できないんだ」という意味になります。
仮定法の”could”
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年2月11日
“could”だけで、できるけど実際はそうではないことを表します。
この例の”I could”は
I could get dressed if I had a tux.
タキシードがあれば着れるのに。
ということを表し、if 以下の文がなくても伝わります。 pic.twitter.com/w6emxLqR9i
(2) could have ~
"could have + 過去分詞"は、以下の二つの意味を表します。
・~だったかもしれない (推測)
・できたのに、実際しなかった (仮定)
下は推測の意味を表す例です。
今日のVocabulary
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年1月14日
be fired; 解雇される
quit; 退職する
unpaid leave; 無給休暇
paid leave; 有給休暇
file for unemployment;
失業保険の手続きをする
exit interview; 退職者面談 pic.twitter.com/X0MHIXvhea
(3) how could you (not) ~?
この"could"には「いったい、どうして!」という強いニュアンスがあります。
下の例のように相手に不満がある時などに使われる表現です。
“How could you not ~”
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年4月22日
どうして~しないのよ!
いったいどうして、という強いニュアンスがあります。
エキサイトしないと、使う機会はなさそうですが、海外の取引先との会議などで、いざという時に文句を言えるように、心の準備をしておくのもいいと思います。 pic.twitter.com/Wdx4nS9N8y
(4) could not just ~
この"could"には「こんなことさえできないのか」、「なんでできないのか」という
ニュアンスがあります。下の例のようにこちらも少し批判的な表現です。
言葉のニュアンスをしっかり理解することは大切です。
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年4月20日
“couldn’t just ~”は、~さえできないのか、というニュアンスです。例えば、
Couldn’t you just say a word?
一言も言えないの!?
という感じです。
“You tell me.”、”You got me.”の意味も覚えておきましょう。 pic.twitter.com/lFYiHOxuPu
(5) could not have ~
この"could not”はいくつかの意味があります。分かりやすいのは下の二つの例文です。
・The children could not have been out at night.
(子供たちは夜は外出しないはずなのに、外にいた)
・I could not have finished this work without you.
(あなたがいなかったら、この仕事はできなかった。あなたのおかげでできた)
また同じように逆の意味を持ちつつ、下の二つの例は「なんで」というニュアンスが含まれます。
今日のVocabulary
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年3月14日
“well played”
スポーツやゲームで「よくやった」、「うまいね」と言いたい時に使います。
日常でも相手が何かをうまくやった時や、相手にうまくやられた時に使います。会話の例は相手にうまいことを言われた場合です。 pic.twitter.com/Co0PDjFiFJ
この中で、以下の文で"could not have"が使われています。
Guy couldn't have been harder to see if he was trying.
直訳は「仮にわざとやろうとしても、そんなに見えづらくなれないぞ」ですが、「なんで、そんなに見えづらくしたんだ」という意味を含みます。
理解が難しい”couldn’t have~”を、下の例で解説してみます。
— SUITS🇺🇸@英語の教材 (@suits_master) 2022年4月25日
That couldn’t have come at a better time.
普通に訳すと、
「より良い時にはそれは見つけられなかったのに。」
ですが、意味としては
「今更、見つかってもなぁ。」
というニュアンスです。
腹落ちさせるの、中々難しいですね💦 pic.twitter.com/TKiE4e9Qtq
ここでも、以下の文で"could not have"が使われています。
That couldn't have come at a better time.
直訳は「都合の良い時には見つからなかったのに」ですが、「なんで今更、見つかるんだ」という意味を含みます。
これらの例のように"could"を使う表現は文法の理解も大切ですが、ちゃんと頭に定着させるには例文を覚えて、学ぶことが一番の近道となります。